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とっとこルーム

トレードのこと@とっとこ冒険隊

とっとこが気になることを喋るのだ

日々のトレードや思ったことは、とっとこ日記に載せてあるけれど
こちらは番外編ですなのだぁ♪
スワップひとつで心理も変わる、とっとこ外為隊が突撃なのだぁ♪

金利上昇中なのだ

ここのところ、ユーロやキウイ国など主要国の政策金利の引き上げで、ロンガーは
ウハウハ状態が続いているが、キウイ円は現在(07年6月8日)92円台後半まで上昇し、
どこまで上がるのか予想が出来ないのだ。
ポジを取るか迷っているうちに、上昇してしまう展開が続いているが、去年の暴落を
知っているだけに、どっしりとしたポジを取り難いけれど、頭を切り替えたいところなのだ。
とっとこは、スワップ用として現在、ドル円(USD/JPY)、キウイ円(NZD/JPY)、ランド円
(ZAR/JPY)を保有しているが、高金利で人気のトルコ(TRY/JPY)やメキシコ(MXN/JPY)も
ひそかに狙ってはいるけれど、基本はとっとこスタイル(FX)なので、冒険心のままリスクを
取るのはどうかなーと慎重なのだ。
トルコリラなどのマイナー高金利通貨は、SAXO系の業者ヒロセ通商 などで扱ってるのだ。

へたれ円(JPY)

リスクと言っても、色々あるが、ここでは変動リスクとスワップについて考えたいのだ。
スワップ派の人たちは、安定したポートフォリオ構築のために、通貨を分散して相反する
ペアを組み込んだりしているが、とっとこはクロス円のみでポジションを組み立てて、
レバレッジ調整で、変動リスクに対応したいと思うのだ。
キャリートレードという言葉をテレビでよく耳にするようになったが、一般的に金利差で選ぶと
通貨ペアは(USD/CHF)(USD/JPY)の例のようにショート側はスイスフランCHFを選ぶか
円JPYになると思うが、世界的に金利が上昇している局面なので、今後の金利の行方は
気になるところなのだ。
下は、各国政策金利の一覧表なのだ。※ウミドリ君からのリンク参照
http://mcfs.jp/kawase/mcfsnews/indicator/interest.php
これを見ると、スイスは2005年12月からコンスタントに利上げをしているのが分かるのだ。
今後もスイスは利上げをすると思うので、金利差縮小を考えるとへたれ通貨(ショート側)は、
円が最適だと、とっとこは思うけれど、為替は金利差だけで動くものではないということも、
頭に入れておきたいのだ。
各国の情報を得ることは出来ても、どこまでその国の現状を知ることが出来るかを考えると、
自国の通貨なら、他の通貨よりも一番理解している筈だし、この先の経済の流れも冷静に
分析できると思うのも、クロス円を選ぶ理由なのだ。
日本の指標発表時に「あららこんなに反応しちゃうの」と思う時が度々あったりするけれど、
過敏に反応する海外勢の動きを尻目に、まるっとするっと押し目を美味しいところで、
拾っちゃったり出来る強みもあると思うのだ。

日銀の利上げと金利

テレビでアナリストの方が、日銀の利上げは7-8月辺りではないかと話したりしているが、
年内に利上げをしたとしても、世界の中では依然として低い水準であるのだ。
それに、今は金利正常化の段階なので、他の国のような金融引き締めの為の利上げとは
違うし、今の経済状況で利上げのペースをどんどん上げて行くことは出来ないと思うのだ。
只、過去の教訓で後手に回るのを嫌って、暴走したりするかはなんともかんともなので、
常に日銀の動きには注視したいのだ。
それと、必ずしも短期金利を上げたことで、長期金利も上昇するとは思わないけれど、
最近上昇しているのが目に付く、長期金利は1.9%に乗せたのだ。
長期金利の急激な上昇は、巨額の財政赤字を抱える日本には痛いと思うのだ。
短期金利と違って、長期金利はコントロールすることは出来ないので、日銀が継続的に
国債の買いオペをしたり、証券会社や郵便局でも一生懸命に、個人向け国債の宣伝に
力を入れたりしている他にも、海外にまで行って日本国債の宣伝活動をしているけれど、
今後、どこまで安定した買い手を見つけられるか、気になるところなのだ。
とっとこも、個人向け国債は持っているが、固定金利型と比較すると変動金利型なので、
緩やかな金利上昇局面にはよろしいかと思うが、中途解約すると直前2回分の
利子相当額が引かれるので注意が必要なのだ。

メイン通貨

どの通貨をメインにするかは、その時々の状況で変わると思うが、大好きなキウイ円は、
別世界に行っちゃったし、他の高金利通貨も上昇している状態なので、下値が読み易く、
流動性も考えると、やっぱり基軸通貨のドル円になるのかなーと思うのだ。
もしも、円高が進み100円辺りになれば、2004年を最後に静かになっている日銀砲が、
再び火を噴くだろうし、金利差縮小した場合でも、現受けして債券で運用するなり、
外貨として使うことも出来るのだ。
FRBの、利上げも利下げもどちらにも動けない現在の状況を考えると、住宅市場調整の
軟着陸をするまでは、ロングでウハウハなのかなーと思ったりもするのだ。

まとめ

世界的な金余り資金と、主要各国中銀による金融引き締めが続いている間は、下落しても
後ろで待機している資金が、流入してくる事を後ろ盾に、強気で突撃出来るかなと思うのだ。
とは言え、益が出るといつも早売りしちゃうので、意図的に塩漬けになるような高値掴みを
するのがいいかな!?と思ったりもするが、なんともかんともなのだ。
保有している古漬けのキウイ円も、2005年の12月に84円台の高値で掴んでしまい、
一時20円以上の下落に巻き込まれながらも、知らん振りしていたポジションだが、
今ではスワップは8円以上付いて、差益もたっぷり乗っている状態なのだ。
どのペアに突撃したとしても、ポジションを取った時には、常に最悪のシナリオを考えて
行動したいと思うし、逃げ道の確保をすることにより、心理的にも余裕が出来ると思うのだ。
この先の世界経済の大局を、まるっと掴みたいとっとこであったのだ。
今回は、為替について喋ってみましたのだぁ♪