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とっとこルーム

トレードのこと@とっとこ冒険隊

とっとこが気になることを喋るのだ

日々のトレードや思ったことは、とっとこ日記に載せてあるけれど
こちらは番外編ですなのだぁ♪
米国債刷り刷りで赤字たっぷり、2009年が始まったのだぁ♪

枯れ木にお札を咲かせましょーなのだ

世界が大不況を迎えている中、各国は大規模な景気刺激策を打ち出しているのだ。
米国は、累積赤字が53兆ドルを超えているが、チームオバマは公共・環境投資を
中心に8000億ドル以上の景気刺激策を行う見通しなのだ。なにやら中東で危険な
空気も漂い始めて、軍事面でも多額の費用が掛かりそうなのだ。今年も増発する
米国債のファイナンス先が問題となるのだ。

チームオバマなのだ

オカルトぶんぶん的な見方を含めて言うならば、チームオバマには、栗きんとん政権時の
取り巻きも居て、ダークサイド本尊の息のかかった虫唾が走る顔も、あちこちにあるのだ。
ダークサイド本尊の意向で、米大統領が選出されたと見るならば当然かも知れないのだ。
保護主義云々の話があちこちで聞かれるが、とっとこ的には、米国が帝国の立て直しに
必死な場面で選んだこのメンバーを見ると、保護主義どころか自己主義になるのが必然と
捉えるのだ。特に経済面では、ガサツで横暴なガマ蛙男がいることには要注意であるのだ。

米国債ぶんぶん買いの本尊なのだ

現在、米10年債は2%前半まで買われているが、この買いは金融システムを安定させる為、
国債の売買を通じて流動性を供給している中央銀行が、主導している現状を考えるならば、
国債市場が暴落するタイミングも、FRBの手中にあると見ることが出来るのだ。中央銀行が
主導した国債の仕掛けは、始まりも終わりも中央銀行にあると頭においておきたいのだ。
ずーっとチャートを眺めてその時々の事例を調べてみると、1994年が中央銀行主導による
債券の手仕舞い暴落と見ることが出来るのだ。暴落の兆候は、デリバティブ取引の手口で、
捉えることができるが、大まかには、FFレートと米10年債利回りの長短金利のチャートが
連動していることから、米政策金利の引き上げ時期を常に探っておきたいところなのだ。
御上と一体の金融機関が大儲けして、個人がババを引かされることのないようにしたいが、
目に見えるところでは、上に挙げたガサツで横暴なガマ蛙男が、へっぽこ国に対して要望を
出すことにより米国債キャンペーンが始まるのか否か、とっとこ的には注目ポイントなのだ。
巨額の米国債発行による海外の引き受けてには、中国、英国、中東が挙げられるだろうが、
あまり仲の良くないあの大国にも、引き受けて貰う必要があるかもしれないのだ。そんな中、
へっぽこ国は、一番安全な米国債の引き受け手であり、同時に1500兆円の個人資産にも
目をつけて、これを取り込むことを目論んでいると見ておきたいのだ。

どこで出動するのだ

ちょと前に貯蓄から投資へと促す大キャンペーンがあったが、下界の素人がどうなったかは
周知の通りであるのだ。メディアで個人向けに、米国債の販売キャンペーンを行う過剰CMを
目にするようになったら、要注意であるのだ。
個人向けには、新規の2年〜5年くらいの物で、利回り2%〜3.5%辺りの物がタイミングを
見計らってでてくると思うが、債券価格が下がって行くのは勿論、償還時にはインフレに
振れている可能性も高く、よく吟味する必要があるのだ。
とは言っても、差益を狙うのか利子を貰って償還まで保有するのかは個々の判断なのだ。
但し、利上げが近いタイミングでの米国債購入には気をつけたいのと、ぶんぶん上げの今、
既発債券をどっしり買い出動するのは避けたいところなのだ。
米国の景気循環をベースにした金利とドルの関係を載せておくのだ。
ステージT(高金利・ドル高局面)
米国の金利が高くてドルも高い、米国の景気は堅調で相対的に高い米金利を
目指して資本が流入して「ドル高になるという局面なのだ」
ステージU(低金利・ドル高局面)
景気と金利がピークから下がっていく局面に入るが、米国経済は相対的な堅調さを
保っているのだ。債券利回りは最もハイ・イールドの状態にあり、金利低下観測から
キャピタル・ゲインも狙える局面となるのだ。ドル債投資には格好の場面となるため
米国への資本流入は増えるのだ。「ドルは一段高になるという局面なのだ」
ステージV(低金利・ドル安局面)
米国経済は次第に減速し、潜在成長ペースを下回るような状況に至ると、
相対的に低い金利水準も魅力を失うのだ。債券価格は値上がり途上にあるが
「金利低下とドル安という局面なのだ」
ステージW(高金利・ドル急落局面)
マクロ経済指標の好転と共に、景気回復期待で長期金利が上昇に転じ始めるのだ。
この局面では、金利先高観からドル高になるとの見方が浮上し始めるのだ。
債券投資の観点からは、債券の利回りはボトムにあるため投資家は買い控えるのだ。
これから先の金利上昇過程で、債券価格の下落が想定されるため、既存の
債券投資者は一斉に売り逃げようとする「債券投資が最も避けられる局面なのだ」

金融引き締め観測が、米国からの急激な資本流出を促す可能性が高まり、
ドル暴落を引き起こすきっかけとなってくるのだ。
「歴史的には危機的なドル暴落を経験してきた局面でもあるのだ」

とっとこはどーするのだ

とっとこ的には、ゼロクーポンの米国債を狙いたいところなのだ。長いスパンの物で
額面100%に対して30〜50の物に買い出動し、差益を抜きたいのだ。理由としては
投資金額が抑えられ、上手く波に乗れれば短期的に差益を抜くことができるのだ。
もうひとつ言えば、米国債をあまり信用していないことなのだ。
NY株に出動するのが一番の王道だと思うが、こちらはスタイル的に合わないので、
あまり乗り気ではないが、安定配当の銘柄を検討中であるのだ。
実際には、タイミングが合わず、もたついているうちにFFレートが上がり始めてドルを
円転し、スワップ玉として再び建て直し、レバを掛けて利回りを出す方向に動くことと
なりそうな気がするのだ。ちょこちょこドル建ての支払いや為替の証拠金としてドルを
使っているので、アイテムとしてドルを利用して利用して利用し捲くりたいのだ。
前回のトレードのことでは、金利据え置き後の日米金融政策の舵取りは利上げと読んだが
あららの利下げに転じて、各国利下げ競争となっちゃったが、ヘリコプター・ベンは限界まで
金利を下げて、現在は金利から資金量の供給策に移っているのだ。
FRBは0〜0.25%の政策金利を、長いスパンで据え置くと言っているけれど、とっとこ的には
政策金利0.25%の据え置き期間は、長くても一年と見ておきたいのだ。各国が金融緩和に
動き、財政出動に向かっていることから、インフレに転換するのも早いと捉えておくのだ。
先進国の中で米国が一番に金融緩和のゴールに達したが、環境投資による景気浮揚で、
金利正常化へ向け利上げをする時には、各国の利上げサイクルスタートの旗振りを先頭に
立ってするものと見ておきたいのだ。

ちょとオカルトぶんぶんなのだ

巷ではIMF体制の崩壊や、基軸通貨変更などの話も聞かれ、太鼓持ちで二枚舌の英国や
ちょろちょろ動き回り、姑息な駆け引きをしている仏が目に付くのだ。本屋さんにはこの類の
明らかに二番煎じとなる米国やドルの崩壊などの本が、相変わらず売れているようなのだ。
とっとこ的には、米国の勝手なルール変更による、リセットボタンを押すのではないかなぁと
ずいぶん前から危惧していたが、米国の痛んだ金融機関や企業などに海外からの資本が
流入している現状を考えると、これについてはなんともかんともであるのだ。
リセットボタンはいくつかあるが、とっとこは米国債を乱発した後に「ドルの切り下げ」を行う
シナリオを描いていたが、上に挙げた理由から、さすがに自国を優先するチームオバマでも
諸外国に対して、裏切り行為は出来ないと見ておきたいのだ。
もうひとつのリセットボタンは、米国債のデフォルトであるけれど、これは考えにくいのだ。
過去にデフォルト経験があるのに、今は知らん顔で資源高を追い風に調子に乗っていて、
資源安になり再びあたふたしている国があるが、先進国である米国が同じ道を辿ることは
ないと見ておきたいのだ。
世界の貿易決済通貨はドルであり、これが全ての答えであると認識しておきたいのだ。

まとめなのだ

国債の大量増発のリスクとして、米長期金利の上昇とドル安という副作用をもたらすと
言われているのだ。2009年の米国政府の財政赤字が、1兆ドルから2兆ドルに迫ると
予測されていることを考えると、危なげな空気が漂うのだ。
痛んでいる米国は、通貨安を望んでいるだろうが、へっぽこ国へ米国債購入を促すなら
110円程度の円安水準は問題ないと見るのだ。円高進行に対する日銀砲も出番なのだ。
2003年は年間で1903億ドル、2004年1-3月期は1445億ドルの日銀のドル買い介入があり
その資金で米国債を購入することにより、米長期金利の低位安定&日米の株価は上昇して
行ったことが思い出されるが、このパターンが再現するのか興味深いのだ。
2004年以降は、日銀砲は静かだが、各国中銀の中でも日銀砲の威力は、世界の投機筋が
認めるところだと思うのだ。その理由は、へっぽこ国の異常な程の膨大な介入を行う背景に
外需依存であることが各国に知られているからなのだ。
国債購入&円高阻止の日銀砲のタイミングを、大勢が予測する為替チャートの節で行えば、
為替市場にも効果抜群だと思うけれど、さてさてどうなることやらの2009年なのだ。
今回は、米国債について喋ってみましたのだぁ♪
 
※このお喋りは、とっとこファンドエクイティ企画部投資戦略室とっとこ隊長による独断で、
作成されておりますのだ。内容にはポジショントークもいっぱ〜い含まれておりますので、
投資は各自の判断の元、自己責任で行って下さいなのだ