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どんな投資家、投機家にも失敗はあると思いますのだ。 大事なのは、ミスをした事から学んで次の成功に繋げることなのだ。 |
そのVは、とっとこ最大の失敗なのだ |
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その頃、とっとこは師匠の元で修行を積み、とっとこスタイルが完成まじかであったが その一方で、容易な日替わりランチのようなトレードも捨てる事は出来なかったのだ。 ちょとした材料で噴き上がった、一過性の上げを叩く純空売りは、美味しかったのだ。 |
たいした材料でもないのに、株価が上がり数日で元に戻るパターンがよくあったのだ。 株価の速度は、上がるより下がる時の方が速く、これに魅せられる売り方も少なくない と思うが、とっとこも、そんなトレーダーのひとりだったのだ。 |
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一過性の上げを叩く空売りもしたけれど、経営陣の失態や怠慢経営などの悪材料が出て 空売り出動する事も多かったのだ。 |
世の中には、不正を働いたり不祥事を隠蔽工作するなどの、悪どい企業の数は少なくないのだ。 株主や、国民が不利益を、被るだけでなく、命にも直結するような失態を起した企業には 断じて抗議しなくてはならないと考えていたのだ。 とっとこは純空売りが、その抗議の手段だと感じていたのだ。 そして、それが社会に対しての、とっとこの主張だと考えていた時期があったのだ。 |
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老舗の企業や財閥系は、なにか見えない力で、保護されているのか手強かったのだ。 ある時、とっとこは、ある企業の株を100円そこそこで売り始め、担がれても買い戻さずに、 110円辺りまで売り上がって行ったのだ。 なにか、危なげな予感もあったが、今思えばその時は、クールに判断が出来なかったのだ。 チャートや、ファンダメンタルズも関係なく、正義感(だったのかな)の方が強く働いて 担がれても、売り乗せを繰り返して、後には引かなかったのだ。 その頃、とっとこは、その株が本気で紙切れになると思い、1円で買い戻す気でいたのだ。 |
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新聞では、連日その企業のネタが、紙面を賑わせていたのだ。 好材料か、悪材料なのか、市場はどう捉えるのか、株価はどう動くのかわからなくなり、 上がれば、売りを入れて応戦していたが、株価が100円を割りそうなところでは 100万単位の買い板が現れ、下支えするような格好になったのだ。 とっとこの周りでも、撤退をする売り方が増え、いつまでもこの銘柄に関わっているのは 機会損失にも繋がり、得策ではないことは、明らかだったのだ。 |
数日後、窓を開けて上に吹っ飛び、枚数も多かった為、撤退を余儀なくされたのだ。 今のスタイルでは、考えられないような損失を出し、高い勉強代だったのだ。 ちなみにその企業は、最終的には巨額粉飾決算で上場廃止に追い込まれたのだ。 |
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あれから、無謀な(今思えば)取引は皆無で、とっとこスタイルを貫いているのだ。 もしかすると、あれがとっとこのターニングポイントだったのかなと思うのだ。 まず、第一に相場に残る事を考えるのが、大切だと思うとっとこであったのだ。 |
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