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セミナー探検@とっとこ冒険隊

とっとこ冒険隊が気になるセミナーを探検してくるのだぁ♪

開催日&開催場所&講師

2007年1月20日、東京都中央区銀座5-15-8 時事通信ホール
2007年の為替、株、金利市場の見通しを含む個人資産運用法に関して
テーマ:フジマキが語る2007年個人資産運用法
講師プロフィール
講師、藤巻 健史(ふじまき たけし)氏 フジマキ・ジャパン代表取締役
東京都出身。1974年3月一橋大学商学部卒、1980年6月米国ノースウェスタン大学ケロッグスクール卒(MBA)。1974年4月三井信託銀行入行(外国資金課、ロンドン支店等在勤11年)、1985年9月モルガン銀行入行(東京支店資金為替部長、東京支店長等在勤15年)。同行では東京屈指のディーラーの名前をほしいままにする。2000年株式会社フジマキ・ジャパン設立。同年4月から9月にかけて、ジョージ・ソロスのアドバイザーを務める。現在、一橋大学経済学部講師、早稲田大学大学院商学研究科講師等を非常勤で務めるかたわら、数々の講演・執筆活動・テレビ出演等をこなす。元福助社長、現イトーヨーカ堂取締役の弟、幸夫と共に朝日新聞土曜版Beで「フジマキに聞け」を執筆中。
2006年3月新刊『藤巻健史の5年後にお金持ちになる 「資産運用」入門』 を光文社より発売。
参加費、無料
資料は、上田ハーローの口座開設資料など

内容

藤巻氏が登場して、今日のファッションについて語り、スーツとネクタイで
39800円だと言ったら、会場が笑いに包まれたのだ。
日頃から、あまり服装には気を使わないと語り、弟の幸夫氏に講演に行くのだから
身だしなみをするように言われ、選んでもらったと言っていたのだ。
弟の幸夫氏は、セブン&アイHLDGSの取締役だが、購入したのは
イトーヨーカ堂だと言い、また会場から笑いが起きていたのだ。
本題に入ると、まず投資は自己責任でお願いしますと言い、素直にポジショントークの
部分もありますと語っていたのだ。
藤巻氏個人の運用として、長期固定の投資を行っていると語り、銀行から固定金利で
借りるだけ借りて、不動産、株、外貨建て商品を買い、FXもやっていると言っていたのだ。
これから先、インフレになるとお金の価値が下がるので、預金だけでなく、株や外貨商品
などの資産運用も、考えた方が良いと語り、その為に勉強をしておくべきだと言っていたのだ。
バブル期の復習という話の中では、バブル期のCPIの動きや資産価格の上昇率などを、
表で説明し、国の借金については、過去から現在までに、どのくらい増えてしまったか等を
丁寧に、おさらいのような形で説明してくれたのだ。
日経は、いつになるかは限定しないが、この先40000円になるだろうと言う話もしていたのだ。
アメリカ経済については、アメリカの景気は強いと語り、不動産価格は大きく崩れる事はなく
高値で安定して、金利もまだまだ上がるだろうと言っていたのだ。
よく話題に挙がる、双子の赤字については、日本の財政赤字のほうが、よっぽど危機的だと
言っていたのだ。
質疑応答の中で、ドルの基軸通貨としての地位は大丈夫か?という質問には
ユーロが脅かす通貨になるかもしれないが、アメリカは基軸通貨の地位を手放す筈はなく
ユーロに関しても、経済格差のある国々が集まっている為、この先20年後もこの通貨が、
あるのかは、疑問だと語っていたのだ。
今現在の、ユーロのレートも上がりすぎだと言っていたのだ。
先日、行われた日銀の金利据え置きに対しては、金利は上げるべきだと語り
上げれば、駆け込み需要が見込まれて、この先も経済は良くなると言っていたのだ。
次回の2月の金融政策決定会合では、利上げをするだろうと言っていたのだ。
最後に、よくアナリストなどが、日経のチャートやグラフを用いて説明したりするが、
チャートの見せ方次第で、どうにでも見れたりするトリックの様なものには、
気をつけるようにと語り、隣でふんふんと頷くおじさまに笑ってしまったのだ。

しっかりと、今度出版される本の宣伝などをして、拍手喝采の中、講演が終わったのだ。

感想

講演の内容は、これまでに出版された藤巻せんせーの本の内容と、ほぼ同じであったが
ファンダメンタルズを分析した、長期投資のスタンスであり、テクニカル面や短期の利益に
惑わされない、どっしりと構えた藤巻せんせーの見解なのだろうと思ったのだ。
それでも、生で観た藤巻せんせーには、ものすごーく感動したし、優しい語り口で、
分かりやすく講演するので、好感が持てたのだ。
なるほど、人気の秘密は、ここにありと感じたのだ。
今回は上田ハーロー主催のセミナーであったので、為替のポジション取りについても
語って貰えれば、よかったなぁと思ったのだ。
☆藤巻せんせー☆
おっきなうねりを取るのは勿論だが、日々のちっちゃな鞘抜きも大事なとっとこであったのだ。