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とっとこルーム

セミナー探検@とっとこ冒険隊

とっとこ冒険隊が気になるセミナーを探検してくるのだぁ♪

開催日&開催場所&講師

2006年8月26日、東京都港区芝2-5-2東京グランドホテル
【為替】テクニカル分析とチャートリーディング〜第2回〜
講師プロフィール
井上義教氏 株式会社オスピス チーフアナリスト
昭和39年東京都生まれ。昭和63年大阪大学経済学部卒業、同年大和銀行入行、平成3年よりロンドンの証券現法にて為替・債券のディーリング業務に従事するのを皮切りに、平成15年に退社するまで為替・債券・スワップ市場を歴任、チーフディーラーとしてチームを統括した。現在、「個人投資家が負けないためのツール」であるシステム売買の啓蒙を行うため、(株)オスピスのチーフアナリストを務める。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。また、社会保険労務士(井上義教社会保険労務士事務所)としての別の顔も持ち、幅広く活躍中。
参加費、無料
資料は、テクニカル分析とチャートリーディングと、口座開設案内他

内容

T前回のセミナーの復習
(1)売買手法
・順張りでなければならない
・流れに乗ること・ナンピンはしてはいけない
(2)チャートの利用目的
・羅針盤・セカンドオピニオン
(3)歴史は繰り返す
・トレンドの確認・記憶力の話
U個別ツールの注意点
MACDとは
移動平均・収束・乖離トレーディング手法
・2本の指数平滑移動平均線を使った手法
・MACDとシグナルの動きに注目
・買いシグナルと売りシグナル
注意点
(1)見方が簡単なので、根強い人気があるのだ。
(2)移動平均よりも早めにサインが点灯するのだ。
(3)ダマシが少ないが、大きなトレンドが出た際には、誤ったシグナルを出す事が多いのだ。
ボリンジャーバンドとは
・標準偏差を応用した手法
・売られすぎ、買われすぎを定量的に示す点で優れているのだ。
・通常2σ(標準偏差の2倍)を用いるが、1σも重要なのだ。
2つの考え方があって
・逆張り手法は、2σの外側での相場の存在期間は長くないという考え方
・順張り手法は、2σを越えた場合、新たな方向性が生じたものとする考え方
重要なポイントとして、一般的には
・バンドが狭くなっている位置から広くなろうとしている瞬間にポジションを取るのだ。
・考え方としては、+1σを越えたら買い−1σを下回ったら売りなのだ。
・3σ越えの逆張りは、相場に逆らった行為でありダマシも多く大変危険なのだ。
実際にドル円のチャートを参考にしながら、ポイントとなるところをレクチャーしてくれたのだ。
井上氏が、参加者に普段使用しているツールは?の問いには、MACDが30名、
ボリンジャーバンド・ストキャスティクス・RSI・一目均衡表が各15名ぐらいずつ、
DMIが5名、以下パラボリックなどを使用しているようなのだ。

感想

MACD・ボリンジャーバンドは、とっとこも好きなツールなので、復習のつもりで
熱心に聞いていたのだ。
とっとこが、一番に興味があったのは、今日の参加者はどのツールを見ているのかと
言うことだったが、株と為替ではまた違うだろうけれど、個人投資家が好むのは、
一目均衡表だと思っていたが、上に書いた通りMACDが一番多かったのだ。

ツールとは違うかもしれないけれど、有名なもので窓理論というのがあるが
あれは、市場参加者の多くが気に留めているからなのか、個別銘柄の強さや、
相場の地合いを読み取るのに、参考になるし面白い理論なのだ。

今日のセミナーで思った事は、とっとこは、相場の需給や、投資家心理などを重要視して
チャートも、とっとこ好みの決まったものしか、見ていなかったが、皆が見ている
(特に個人投資家)ツールも、これからは参考にして取り入れようと思ったのだ。